初級インストラクターの声
中谷 楓子さん(第21期生)
初めましてこの度21期初級インストラクターに合格した中谷です。
私は現在紅茶を輸入、販売する会社で働いています。普段は紅茶を作ったり飲んだりするのが私の仕事ですが、もともとは中国茶が好きで、お茶の世界に興味を持つようになりました。
父の仕事の関係で幼少期5年間を中国の北京で過ごし、その後約10年間上海で暮らしました。また、両親が一時住んでいた広州にも何度も足を運ぶうちに、気付いたら中国茶は私の生活の一部となっていました。レストランで当たり前のように用意される中国茶、タクシーに乗ると運転手さんの横に必ず置いてある茶葉ごと入った水筒、夏になるとみんなが飲みだす涼茶、中国の人々の生活にはお茶を飲む風習が今も昔も深く根付いています。また、中国の食文化に触れる中で、特に「医食同源」という概念を中国の人々は自然と生活に上手く取り入れていることを身を以て体感し、更に深く中国茶についても知りたいと思うようになり勉強を始めました。中国茶が美味しいのはもちろんですが、今では、季節や時間帯、その日の気分や体調に合わせてお茶を選ぶことも中国茶を飲む上での楽しみの一つです。
また、毎年次々と新しい種類が増え、年ごとに味わいの変わる中国茶は知れば知る程奥が深く、学びに終わりがありません。これからは、協会の方々や先輩インストラクターの方々にまだ知らない中国茶の世界を教えて頂きながらより深く知識と経験を深めていきたいと思っております。また、中国で過ごした経験を生かし、単に中国茶だけでなく、中国の文化や習慣なども一緒に多くの方々に伝えていけたらと思っています。
2016-05-19 | Posted in 初級インストラクター | No Comments »